九大医学部・生命科学科紹介(受験生向け)

 日本人のノーベル賞受賞で注目されている基礎医学ですが、九州大学医学部には基礎医学研究者養成のための4年制のコース、「生命科学科」があります。医学科の学生と一緒に広く基礎医学を学んだあと、研究者になるためのトレーニングを受けることができる、全国的にもユニークな学科です。学生は全国から集まってきています。研究者を目指したい方は是非! 

九州大学医学部生命科学科ウェブサイト

生命科学科紹介パンフレット(PDF)

入試情報

キャンパスライフ(九大図書館の記事)

生命科学科への進学を考えている受験生へ

(8/6オープンキャンパス学科説明会講話より抜粋、再掲)

私自身は、小さい頃から生命科学分野の研究者になりたいと思っていました。受験生の頃は、医学部に進むか、理学部に進むかでかなり悩みました。結局、臨床には興味が無かったのと、偏差値の高い医学科を受けて受験に失敗したくなかったので理学部(東大の理科二類)へと進みました。そんな私から見ると、九大医学部の生命科学科は素晴らしいコースです。医学部生命科学科は、基礎医学における研究者の養成を目的としており、10年余り前に日本で初めて九大に設置されました。4年間で基礎医学の全範囲と臨床医学の概要を学ぶことができます。「ヒト」の理解を目指し、「体系的な」カリキュラムが組まれている点が、他学部の生命科学系学科と大きく異なる点です。私も学部時代にこんな講義を受けたかったです。

しかし、講義は大学に進学する目的のごく一部でしかありません。もっと重要なことは、「一流の先生に出会うこと」、そして「同じ志の友人と出会うこと」です。世界のトッププレイヤーとして活躍する先生と一緒に研究をする中で、「直接」学べることは座学の比ではありません。従って、研究者にとって、どこの大学を出たかよりも、「どの先生のもとで学位を取ったか」の方がはるかに重要な意味を持ちます。私は学部・大学院時代、坂野仁先生のもとで、研究者になるためのほとんど全てを叩き込まれました。九大医学部にもそのような先生方がそろっていますのでよく調べてみてください。また、大学で出会う友人の多くは生涯の友人になります。私が学部時代に出会った友人の多くは当時研究者を目指しており、そして20年後の現在、実際に研究者として世界の第一線で活躍しています。彼らの活躍は、私にとっても励みです。同じ志をもち、同じ価値観を共有できる友人と付き合うこと、自分よりも賢い友人をつくることが、その後の人生を豊かにする秘訣です。生命科学科は少人数で結束が固く、同じ目標を共有する学生が集まっているので、その点でも素晴らしい環境と言えるでしょう。

ノーベル賞晩餐会が開かれるストックホルムのシティーホールは魔女の宅急便にも出てきます(本文とは関係ありません。2007年12月10日撮影。)